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14. 自身の可能性を信じる事から❣️【生命の因果 】「宗教を考える基準」【教学】


【五重の相対】
①内外相対
【生命の因果 】
無限の可能性を自身の中から引き出す。
ここからは、
「宗教を考える基準」の第二として「五重の相対」を学んで行きます。

大事な事は、物事には何でも「原因」と「結果」が有ると言う事です。

良い結果を求めるなら、自分自身の今の「生命」を変える「原因」が必要だと言う事です。

日蓮大聖人は、心地観経(大乗仏教経典の一経)の「過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」を引用されています。

過去にどんな原因をつくったかは、現在の結果の姿を見れば明らかである、という趣旨です。

仏法には、幸福になる原因・結果があるということです。

原因・結果という「生命の因果」を考えるのが仏法です。

因果関係など無い、結果というのは偶然の産物だとか、過去に積んだ原因によって、未来はもう決まっているといった考え方は、偏った見方、部分的な見方でしかありません。

それよりも、より良い人生を生きていける、自分は変われるというほうが、価値的です。

そして、自分が変われるだけでなく、さらに周囲の環境をも変えて行く事が出来ます。
「自分が変われば世界が変わる」。

妙法の実践によって、そういう生き方を体得していけるのが、仏法の素晴らしさなのです。

つまり、幸・不幸の原因を自身の内部に求め、過去の原因を見つめて、そして未来へ、幸福の因を築いていくのが、仏法なのです。

正に、日蓮仏法は変革の因果を説いているのです。

幸・不幸の原因を、自身の内部に求め、自身の内側から変革を起こしていくか、あるいは自身の生命の外に求めていくかで、その宗教の性質は根本的に違ってきます。

仏法は、生命の因果を正しく自身の内に求める「内道」の教えです。

それ以外の教えが「外道」です

そして、この内道と外道を比較して、内道である仏法を選びとる事を「内外相対」と言います

大聖人は、仏教以外のインドのバラモン諸経や中国の諸思想について、「因果を知らないことは赤ん坊のようなものである」と仰せです。

確かに、人間の内面に変革の可能性があると説く教えでなければ、価値はありません。

しかも、内道は、過去世・現在世・未来世の三世にわたる生命の因果を説き明かし、永遠に崩れない幸福の道を見いだしたものです。

このように、幸福に直結する変革の可能性を追求し、宗教を考えていく基準が「五重の相対」です。

「五重の相対」とは、一切の思想、宗教、なかでも、仏教を比較し、その浅深・高低・優劣を判定していくものです。

「五重」とは、五段階ということです。

「五重の相対」には、この「内外相対」をはじめとして、大小相対、権実相対(ごんじつそうたい)、本迹相対(ほんじゃくそうたい)、種脱相対(しゅだつそうたい)があります。

詳しくは、順次、見ていきます

この「五重の相対」を基準として、三世にわたる生命の因果の法則に則ってこそ、真に主体的な自己を確立し、絶対的な幸福境涯を開く事が出来るのです。

【五重の相対】
①内外相対
【生命の因果 】
無限の可能性を自身の中から引き出す。