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例え小さな光であれ、心に光が有れば、闇は消える。

7. 信仰とは、境涯を変える事❣️【境涯革命】 「友の為の行動」 が自分を豊かにする。【教学】


【境涯革命】
「友の為の行動」が自分を豊かにする。

これまで十界論の話を聞いて、自分自身の生命を向上させていく重要性を学びました。

何か閉ざされていた生命が、ぐんぐんと広がっていくような感じがします。

十界論は、自身の境涯を変革していく指標ともなります。

例えば、地獄界は地下の牢獄に囚われているような境涯ですから、その時の自分の生命空間は限りなくゼロに等しいものです。

行き場のない憎しみや恨みを自分にぶつけるだけで、この環境を抜け出そうとするエネルギーもない。

餓鬼界・畜生界では、生命の活動範囲が、わずかながら広がっても、結局は、貪(むさぼり)や癡(おろか)の
生命に支配された不自由な境涯です。

修羅界は、何かとその状況を乗り越えようと努力を始めるのですが、自分のエネルギーは「他人に勝つ」事に向けられて、今度は嫉妬の炎に包まれています。

これに対して「自分に勝つ」第一歩が人界で有るとも言えます。

その努力の結果は天界でしょう。しかし、生老病死と言う人間の苦悩は解決出来ませんし、何よりも天界は長続きしません。

まるで風船がしぼんだり、ふくらんだりするようなものだと思います。

その繰り返しが六道というわけです。

もっと広々として、しかも永遠に崩れない生命の境涯を確立しようとしたのが仏法です。

私たちの信心の目的も、自分の境涯の変革を目指す「境涯革命」にあります。


大聖人は、
「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(人のために灯火をともせば、自分の前も明るくなるようなものである)と。

根本は仏界の涌現です。
日々の唱題を繰り返し、実践することで、自分の生命境涯を広げていくことができます。それが私たちの仏道修行です。

どこまでも私たちの現実の九界を変えていく、ということです。

その究極は、人々の幸福のために、「あえて苦労を引き受けていく」「あえて苦悩を背負っていく」境涯です。

大聖人は、菩薩が人々を救うために、「十界互具を顕給い」と仰せです。十界の姿を、自在に演じるという事です。

そうすると、苦悩の意味が全く、変わってしまいますね。
六道の苦悩に右往左往していた人生と、十界を自由自在に生き切る人生との違い、ということです。

「境涯革命」のための信仰であり、それが日蓮大聖人の仏法の素晴らしさです。

そして、人類の境涯を高めよう、と挑戦する事が仏道修行の醍醐味です。

【境涯革命】
「友の為の行動」が自分を豊かにする。